2010年11月22日月曜日

Pécs Vásárの詳細・行き方など


ハンガリーの「地球の歩き方」を手にとっていただければわかると思うのですが、あの本の内容の半分は首都ブダペストに関する項目で埋まっています。つまり観光客にとってはほぼ「ハンガリー=ブダペスト」なわけですが、もちろんハンガリーの魅力はブダペストだけじゃありません。

私は自分の住んでいるペーチを愛してやまないわけですが、その理由の一つとしてVasarの存在があげられます。Vasarは一言で言うと“なんでもマーケット”。ほんっっっとになんでも売ってます。正直ガラクタもいっぱいあるんですが、その中をかき分けて(自分的)お宝ハンティングをすることのなんと楽しいことよ・・・。

というわけで今回はPécs Vásárの様子・行き方などをご紹介していきます~

↑いりぐち




会場内の地図はこんな感じ!ほんとになんでも売ってます。運動公園のようなだだっぴろいスペースに、フリマのように自分でテーブルやテントを出して売っていたり、プレハブの中で出店していたりとさまざまです。毎週日曜日に開催され、月の初めの日曜日が一番大きな市が出る時です。しかし野外なのでお天気の悪いときは出展者も少なくなります。

<Vásárで買えるもの>

1.衣類

下着やシャツなどの衣類からスーツまで。質やデザインはしまむらレベルですが、ショッピングモールよりは安いです。

2.お菓子
量り売りのお菓子がかわいすぎる・・・。あとスーパーで売ってるお菓子も安く買えます。が、たまにスーパーと同じ・もしくはちょっぴり高いものもあります。でも微々たる金額なのでさほど気にすることではないです。とりあえず安いのに変わりないしね。

3.食品
お野菜・果物・塊のベーコンやハム・パンやチーズなどなど・・・。

4.工具
チェーンソー売ってました。

5.調理器具
かわいすぎるだろ・・・。ハンガリーはホーローの調理器具が多く、ホーロー好きな私には天国なんです!真ん中の赤い水玉のカップ、注ぎ口ついてなかったら買ってました。右隣の牛イラスト入り牛乳瓶はすごく欲しかったのですが用途が何一つ思い浮かばず断念。牛乳入れるわけにもねえ・・・。



6.お花
季節によって商品ラインナップは変わります。これは9月前半に撮った写真なのでカラフルですが、ハンガリーのお盆(ハロウィン前)などは菊が多めに、今はクリスマス前なのでリースやポインセチアがたくさんありました。

7.絵画
初めて見たときはびっくりしたよね!だって地べたに絵がごろごろ置いてあるんだもん!


8.車
駐車場だと思ったら値札がありました。たぶん中古。

9.動物
車ブースのとなりは動物ブースで、鳥・猫・犬なんでもありです。値段をつけて売られている動物もいますが、「おくりもの」と札が付けられている子もいます。いい里親探しにもなっているようです。

そんな動物ブースの中でもひときわ異彩を放ち、なおかつ一番人気なのがこちら。

リ、リアルメリーゴーラウンドだーーーーっっ!!

一回500ft(200円)です。現地感覚だとちょっと高いんですがwww




そりゃ重労働だよね・・・。


となんでもござれのVásárですが、一番のおすすめスポットはこちら!

10.ガラクタ

どっかの家をひっくり返してきたような、売る気ゼロな段ボールブース・・・ここにこそ掘り出し物(文字通り)があるのです・・・!

まさに戦場・・・。みんなガサゴソします。

こういうところのものは50ft(20円)均一だったり、5個で200ft(80円)だったりとたたき売り。実際ガラクタの集まりなんですが、ここからキラリと光るお宝を見つけ出すのが楽しすぎる!ガサゴソ!
私は陶器に弱いので毎回カップを買ってしまってます。日本帰るときどうするの・・・?っていうのは禁句です。

本なんかもゴソッと置いてあります。かわいい絵本を見つけたら即買いに決まってます。

ガラクタブースの一例



ガラクタブースでおなかいっぱいになるのもいいのですが、お隣にちゃんとしたアンティークものを売るところもあります。

11.アンティーク
ハンガリー陶磁器メーカーの有名所、ヘレンド<Hellend>をはじめとし、つるんとした陶器人形がかわいいホロハーザ<Hollohaza>、ペーチの名窯ジョルナイ<Zsolnay>などの食器や人形が置いてあります。アンティークショップなんかで見るよりは安い値段です。あとはソ連時代の名残を感じさせるようなものも多数置いています。


さあ、広い会場をくまなく回っておなかが空いたら温かい食事が食べられる屋台ブースへGoです!

12.お食事屋台
10件くらい食事物を出す屋台がならんでいるゾーンがあります。私がいつもお世話になっているのはギュロス<Gyros>というハンガリー版ケバブ。みんな大好きなファストフードです。Vásárのギュロスは値段が安いのに普通のより大きくてお得感満載なのです。小(450ft)と大(650ft)があるのですが、オススメは断然大きいギュロス<Nagy Gyros>。ちょっとしたセカンドバッグぐらい大きいです(笑)

あとはラーンゴシュ<Langos>という揚げパン。こちらもハンガリーのファストフードで、パン生地をナンのように伸ばしてカラッと揚げたものです。プレーンをそのまま食べるのもありですが、サワークリームやチーズなどのトッピングを乗せたほうがおいしいです。揚げたては外がパリパリで中がもちもちしています。
が。完全に油っぽい揚げものなので一人で全部食べるのはかなりきついです。おいしいんですけどね・・・。


色々楽しめるPécs Vásárはまさに日曜日のお楽しみ!お昼過ぎるとお店じまいをするところが多いので、午前中に行ってハンティングし、お昼を食べて帰ってくるプランがいいと思います。


<行き方>
ペーチ駅(Főpályaudvar)からバス#3に乗ってBogár u.で下車。降りる場所がよくわからなくても大体みんな降りるので大丈夫です。あとは降りた人についていって道をほどなく歩くと着きます。
説明が非常にざっくりしてしまいましたが、ほんとにこうやって行ってます・・・(笑)

<地図>


より大きな地図で Pécs Vásár を表示




地球の歩き方には乗ってないマーケット情報、いかがでしたでしょうか。ハンガリーは田舎だって楽しいんですよ~!












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